新緑の天野山金剛寺  
 天野山金剛寺は河内長野市天野町にある真言宗のお寺です。天平時代、聖武
天皇の勅願で行基が開創しました。弘法大師も修行された霊蹟でしたが、その後
400年は寺運が衰退し、堂塔・伽藍は荒廃しました。
  承安年間に至り高野山の阿観上人が、後白河法皇の帰依を受け金堂等現存の
伽藍を復興されました。後白川法皇の母の八条女院の祈願所となってから女人高
野と言われ栄えました。
  南北朝時代には、後村上天皇が、食堂を六年間正殿として大政を執られました。
 同じころ北朝の光厳・光明・崇光の三上皇も四年間御座所とされ
ました。  
            
 後村上天皇は後醍醐天皇の第12皇子です。  
  
寺院所有の「日月山水図屏風」は重要文化財に指定されております。この他、御影堂・
食堂・鐘楼・金堂・多宝塔・楼門の建物と、「降三世明王坐像」・「大日如来坐像」・「不動
明王坐像」も重要文化財の指定を受けております。

  
                  注 上記説明文は小学館の世界原色百科辞典よりお借りしました。     
  境内には樹木が多く、四季折々に素晴らしい風景が見られます。
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